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2024年9月27日
探偵豆知識

【探偵豆知識】夫が浮気相手から多額の借金!妻としてやるべきことは?

9月26日、いわゆる「袴田事件」の再審において、浜松市在住の袴田巌さんに静岡地方裁判所で無罪が言い渡されました。

事件発生から58年もの長い歳月が流れた末の、無罪判決です。

検察側が提出した証拠が捏造認定されたことも含め、今回は今までにない、歴史的な判断が下されたといえるでしょう。

さて今回は、夫が浮気相手から多額の借金があることが発覚した場合に、妻としてやるべきことは何かといったテーマでお話ししていきます。

夫から浮気という裏切りを受けただけでなく、さらに、浮気相手から借金をしている場合は、どんな対処が適切なのでしょうか。

大変興味深い内容ですので、ぜひ読んでみてください。

1.夫が浮気相手から多額の借金をしていた!妻に返済義務はある?

夫が浮気相手から多額の借金をしていた場合、妻に返済義務はあるのでしょうか。

ここでは、返済義務がないケース・あるケースについて、それぞれ見ていきます。

その1:妻に借金の返済義務がないケース

夫が浮気相手から借金をしている場合、以下のようなケースでは、妻に返済義務がありません。

・夫が自分の趣味や小遣いのために借金した

・知らないうちに妻を保証人にして借金した

つまり、あくまでも夫だけの利益のための借金は、妻が返済しなくてよいのです。

その2:妻に借金の返済義務があるケース

一方、生活費を工面する目的で浮気相手から借金をしている場合は、話が異なります。

生活費を工面する目的での借金は、夫婦共通の返済義務が発生するからです。

こちらは、民法第761条に規定されている内容であるため、言い逃れはできません。

妻が借金の事実を知らなかったとしても、返済しなくてはならないのです。

ただし、夫が失業しているなどで、実際に生活が苦しいことが前提です。

妻が借金の返済を逃れるには、生活費のための借金ではないことを証明する必要があります。

その3:弁護士を間に挟むのが賢明

いずれの場合でも、当事者同士だけで進めず、弁護士を間に挟むのが賢明でしょう。

当事者同士だけで進めると、どうしても感情的になり、話がまとまらなかったり決裂したりすることがあります。

そこで、第三者の立場であり、法律に詳しい弁護士に間に入ってもらうとよいのです。

弁護士に間に入ってもらえば、法律の知識に基づいて、合法的な解決へ導いてもらえます。

必要以上に話を大きくしたくないのなら、自分たちだけで解決しようとせず、専門家の力を借りましょう。

2.夫が浮気相手から多額の借金がをしていた!浮気相手に慰謝料請求できる?

夫が浮気相手から多額の借金をしていた場合でも、浮気相手に慰謝料請求できます。

ここでは、その主な理由や慰謝料請求に向けてやるべきことを詳しくご紹介しましょう。

その1:浮気相手に借金があっても慰謝料請求は可能

夫が浮気相手に借金があっても、浮気相手に対しての慰謝料請求は可能です。

借金問題と浮気問題は、まったく別の話になります。

もちろん、借金と浮気の慰謝料を相殺することも、不可能ではありません。

ただし、当事者同士の同意が必要になるほか、何かとトラブルになりやすいため、別々に解決することがおすすめです。

その2:浮気の客観的な証拠が必要

浮気相手に慰謝料請求するには、浮気の客観的な証拠が必要です。

浮気は民法における不貞行為であり不法行為に当たるため、慰謝料請求の正当な理由になります。

とはいえ、根拠となる証拠を提示することが大前提です。

そのためにも、早急に浮気の客観的な証拠をつかむ必要があります。

その3:探偵事務所へ浮気調査を依頼する

浮気の客観的な証拠をつかむには、信頼できる探偵事務所へ浮気調査を依頼するのが一番です。

浮気問題とまったく関係のない第三者の立場から、効率よく浮気の客観的な証拠をつかんでもらえます。

自分で調査することもできますが、残念ながら効率が悪いだけでなく、証拠をつかんでも客観性に乏しいとされる可能性が高いのです。

ここは、浮気調査のプロに任せるべきでしょう。

その4:弁護士に相談して浮気相手に慰謝料請求を行う

浮気の客観的な証拠をつかんだら、浮気問題に詳しい弁護士に相談して、浮気相手に慰謝料請求を行いましょう。

慰謝料請求の方法は、話し合いの場で直接請求する、内容証明郵便を送付する、慰謝料請求訴訟を起こす、の3つになります。

ここは、話し合いの場で直接請求する、内容証明郵便を送付する、のどちらかで支払ってもらえるように進めていくことがおすすめです。

残念ながら、支払ってもらえない、連絡を無視されるといった場合は、管轄の家庭裁判所にて慰謝料請求訴訟の手続きに進みましょう。

まとめ

今回は、夫が浮気相手から多額の謝金をしていた場合に、妻としてやるべきことは何かといったテーマでいろいろとお話ししてきました。

たとえ夫が浮気相手から借金していても、必ずしも妻に返済義務があるとは限りません。

また、浮気相手に対する慰謝料請求は、借金の有無に関係なく可能です。

そのためにも、まずは、信頼できる探偵事務所へ浮気調査を依頼し、浮気の客観的な証拠をつかむべきでしょう。

なお、私どもでも浜松市をはじめとする静岡県内にて数多くの浮気調査をご依頼いただき、おかげさまで大変ご好評をいただいています。

ご相談・見積もりは無料ですから、問題がさらにややこしくなる前に、お気軽にお問い合わせください。