国民民主党の玉木雄一郎代表の不倫問題が公になり、ご本人もおおむね報道が事実であることを認めました。
政治と個人的な不倫は切り離して考えるべきではありますが、今後はどうしても色眼鏡で見られるのは避けられない状況といえるでしょう。
いずれにしても、玉木氏のご家族が一番の被害者といえますし、同情してしまいますね。
さて今回は、夫の結婚前の浮気で離婚したい場合、正当な理由になるかならないかといったテーマでいろいろとお話ししていきましょう。
結婚前の夫の浮気を知ってしまい、離婚を考えるケースも意外とあるものです。
まずは、最後までよく読んでみてください。
1.結婚前の浮気は離婚の正当な理由になる?離婚の際に慰謝料はもらえる?
早速ですが、結婚前の浮気は離婚の正当な理由になるのか、離婚の際に慰謝料はもらえるのかどうかといった点にスポットライトを当てていきます。
それぞれ、参考にしてください。
その1:婚約状態で浮気の客観的な証拠があれば正当な理由になる
すでに婚約状態にある場合に浮気された場合は、結婚後に発覚した場合でも、離婚の正当な理由になる可能性が高くなります
民法では、法的な婚姻関係にある夫婦には、お互いに貞操を守る義務があるとしているからです。
結婚前であっても、結納済み・結婚式場を予約済みなど、2人が婚約状態であることが証明できる場合は、同様に扱われることが多く見られます。
ただし、結婚前の浮気で夫と離婚したい場合、正当な理由と認められるためには、婚約状態にあった期間に夫が浮気したことを客観的に証明できることが必要です。
その2:浮気の客観的な証拠があれば慰謝料請求も可能になる
浮気の客観的な証拠があれば、当然ながら慰謝料請求も可能になります。
結婚前といえ、婚約状態にある時期に浮気された場合は、将来の妻に対する重大な裏切りであることが認められるからです。
この場合、浮気相手についてはもちろん、夫と離婚する夫に対しても慰謝料請求が可能になります。
お金の問題ではないとはいえ、慰謝料請求が合法的な制裁である以上、きっちり手続きを進めていくとよいでしょう。
その3:ただし実際のところはケースバイケース
ただし、実際のところは、ケースバイケースと言わざるを得ません。
というのは、結婚前の浮気は、あくまでも独身時代であるため、自由恋愛と見なされる余地があるからです。
特に、婚約状態であったことを証明できない、過去の浮気の客観的な証拠を提示できないとなると、難しいといえます。
それでも離婚したい意思が固いのであれば、浮気・不倫問題に詳しい弁護士にアドバイスをもらいつつ、最良の道を探っていくとよいでしょう。
2.夫が結婚前に浮気したことが発覚!やっぱり離婚すべき?しないほうがよい?
ここでは、夫が結婚前に浮気したことが発覚した場合に、離婚すべきかどうか考えてみましょう。
現時点での夫への愛情を確認すると共に、2人の関係性を見つめ直すのにもよい機会といえます。
その1:まだ新婚なら離婚するのも一つの方法
もしも、まだ新婚であり、夫の浮気から年月がそれほど経っていない場合は、傷が浅いうちに離婚するのも一つの方法です。
結婚前であっても夫の浮気を許せないのなら、もはや夫婦として暮らしていくのは苦痛になるだけです。
しかし、夫が今後、妻である皆さんだけを見てくれる確証がある、夫のことをそれでも愛しているというのなら、いったん踏みとどまるべきといえます。
また、浮気をした理由や夫が十分に反省しているかどうかなども、確認してみてください。
総合的に考えて夫婦関係の維持が難しいと判断したら、離婚に向けて進めていくとよいでしょう。
その2:すでに年月が経っている場合は熟考すべき
結婚前の浮気が発覚しても、すでに夫婦として長い年月を過ごしており、現在は特に問題がない場合は、熟考してみてください。
ひとまず、夫が現在は妻である皆さんと良好な関係を築いており、浮気の片鱗も感じさせないのであれば、離婚を急ぐ理由はありません。
もちろん、結婚前であっても浮気された事実は変わりませんし、許せないという気持ちがあるのも分かります。
しかし、ここはいったん水に流して、今後の夫婦関係を強固にしていくほうが前向きといえるでしょう。
過去のことより、現在の幸せを第一に考えてみてください。
その3:現在も浮気している可能性がある場合は調査してみるべき
1回浮気したことがある人は、再度浮気する確率が高いというデータがあります。
もしも、夫が現在も浮気をしている可能性があるのなら、一度きちんと浮気・不倫調査をしてみるべきです。
浮気・不倫調査の結果、現在も浮気をしているのが明らかであれば、これは皆さんに対する重大な裏切りといえます。
過去の浮気は目をつぶることができても、現在進行中ということであれば、話は別です。
ここは、信頼できる探偵事務所に浮気・不倫調査を依頼して、事実関係を明確にすると共に、浮気・不倫の客観的な証拠をつかみましょう。
まとめ
今回は、夫の結婚前の浮気で離婚したい場合に、離婚の正当な理由になるのかどうかといったテーマでいろいろとお話ししてきました。
結婚前に夫が浮気していたとしても、客観的な証拠がない場合は、離婚の正当な理由として認められることが難しいこともあるでしょう。
ただし、現在も夫が浮気を継続中、もしくは新たな相手と現在進行中の可能性がある場合は話が別ですから、信頼できる探偵事務所へ浮気・不倫調査を依頼してみることをおすすめします。
現在も夫が浮気・不倫していることが客観的に証明できれば、離婚の正当な理由と認められるからです。
なお、私どもでも浜松市をはじめとする静岡県内にて数多くの浮気・不倫調査をご依頼いただき、おかげさまで大変ご好評をいただいています。
ご相談・見積もりは無料ですから、まずは、お気軽にお問い合わせください。